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テープ起こしの仕事を始めたい!でも、その前に資格を取得するべき?

20160525

世の中に数多く存在する在宅ワークの中でも、テープ起こしは人気の職業です。「未経験だけど、挑戦してみたい!」と思っている方も多いでしょう。ただ、テープ起こしには「専門職」というイメージがあります。資格を何も持っていない初心者の場合でも、すぐに仕事を始められるのでしょうか?今回は、テープ起こしの資格について詳しく説明します。

民間資格取得で就職に有利!

現在、テープ起こしの仕事をするために必要な公的資格はありません。資格取得者のみが仕事を許可されるというような条件が存在しないため、初心者でもすぐにテープ起こしを始めることができるのです。インターネット上でテープ起こしの求人情報を閲覧しても、「実務経験○年以上」という条件はちらほら見かけるかもしれませんが、「資格所有者」という条件は見当たらないでしょう。

ただ、公的資格はないものの、民間資格はいくつか存在します。一番多いのは、テープ起こしの通信教育を行っている会社が講座の修了生に対して独自に与えるものです。修了生が一定の知識とスキルを学んだということをアピールできるよう、講座の修了証明も兼ねた認定資格を与えるのです。他にも、任意団体がテープ起こしの技能検定を行い、一定の水準に達した合格者に認定資格を与えるケースもあります。

これらの認定資格には公的な効力はありませんが、取得することで少なからずメリットはあるでしょう。例えば、通信教育の資格の場合は、自分はテープ起こしに関してまったくの素人ではないという証明になります。たとえ実務が未経験であっても、通信教育受けた人と受けていない人では、会社側が抱く印象も変わるため、就職において有利に働く可能性があります。

また、検定試験の資格の場合は、自分が一定以上の技能を持つことを証明できるため、仕事がより探しやすくなるでしょう。実務経験が同程度のテープライターが複数いる場合、試験に合格して認定資格を取得しているという点は強みになります。

会社の研修で知識・スキルを習得

テープ起こしは無資格でもできる仕事ではありますが、やはり前もって資格を取得したほうが有利になる傾向が強いと言えます。ただ、会社によっては、初心者のためのサポート体制がしっかり整っているケースもあります。テープライターとして会社に登録し、すぐに通常業務に携わるのではなく、最初に研修を受けさせてもらえるのです。テープ起こしを行うにあたっての基礎知識や、効率よく作業を進めるためのコツなどを丁寧に指導してもらえるため、自信がない方でも安心です。

また、実際に仕事をするようになってから習得する知識やスキルもたくさんあります。実務である程度力をつけてから、検定試験にチャレンジして資格を取得するという選択もあるでしょう。

資格は、持っていないよりは持っていたほうが良いかもしれませんが、実際に取得するためにはお金も時間もかかります。公的資格ではなく、仕事をする上での絶対条件でもないので、資格取得にこだわる必要はないでしょう。テープ起こしに興味関心があるのなら、まずは「未経験者可」の求人を探し、その会社に登録するのが近道です。「初心者で資格もないから……」と消極的にならずに、どんどんチャレンジしてみましょう。

終わりに

テープ起こしは専門的な職業ではありますが、基本的には無資格でOKなため、仕事を始める上でのハードルは低いと言えるでしょう。テープライターとして一人前になれるかどうか、さらに長続きするかどうかは、実務に携わってからの自分の努力次第なのです。資格を取得する余裕がないという方も自信を失わず、積極的にテープ起こし業界に足を踏み入れてみましょう。

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