「AmiVoice ScribeAssist」を使って、WEB面接の議事録を取ってみた!
新型コロナウイルスの影響で、企業が新卒・中途採用の面接をオンラインで実施するケースが増えてきました。その際、手間のかかるのが議事録。
慣れない環境で面接を行い、議事録を取るのはけっこう大変……そこで今回、音声認識と文字起こしを自動で行う「AmiVoice ScribeAssist」を使用して、WEB面接の議事録を作成してみました!
■コロナ禍でWEB面接を導入する企業が増加中!
猛威をふるう新型コロナウイルス。その影響は企業の採用面接にまで及んでおり、最近では感染拡大を考慮して、採用においてWeb面接を導入するケースが増えてきました。
関連コストを削減でき、企業・求職者双方にとって便利なWEB面接ですが、面接と並行して議事録を取るのは難しいものがあります。当社の人事部もWEB面接を行っていますが、こんな声も上がっています。
- 対面以上に会話を気遣うため、メモを取るのが難しい
- 対面ならメモを取る間の沈黙を小話で埋められるが、WEBではそれがしにくい
- 内容を別の担当者に伝えられるよう議事録を取る必要があるが、作成に時間をかけられず、一言メモのみを共有している
■WEB面接の議事録に「AmiVoice ScribeAssist」を使ってみた
そこで今回、新卒採用を想定したWEB面接の議事録作成に「AmiVoice ScribeAssist」を使用してみました!
「AmiVoice ScribeAssist」
https://www.advanced-media.co.jp/products/service/scribeassist
「AmiVoice ScribeAssist」は、リアルタイムで音声認識をしながら、その場で文字を起こし、編集ができるソフトウェアです。出席者情報を元にAIが発言者を自動識別する「AI話者識別機能」という機能も付いているので、担当者はメモ取りに気を取られすぎることなく、面接官と求職者の発言を区別しながら、リアルタイムで面接の議事録作成が可能です。
※詳細な機能については、こちらの記事をご覧ください
https://voxt.jp/magazine/news/scribeassist_release
やり方は簡単。面接をスタートすると同時に、「AmiVoice ScribeAssist」を起動。面接終了時に文字起こしされたデータを保存し、チェック、編集するのみです。
■使用した結果は……手書きにはないたくさんのメリットが!
実際にWEB面接を行い、文字起こしを実施しました。終了後、音声に合わせて内容を追った様子がこちら。
「大学の学部は?」「会社を志望した理由は?」といった会話がテキストになっており、発言時間、ならびに発言者も併記されています。議事録を上から順に追っていくだけで、会話の内容、そして文脈に至るまで詳細を把握することができました。
実際に本面接を担当した面接官に、手書きでメモを取りながら面接を行う場合と、ソフトを利用して議事録を取った場合の違いについて比較していただきました。
<手書きメモの場合>
- 人の話を聴きながらメモをとるのは限界を感じる
- メモをしようと思うと話が聞けなくなる
- オンラインで表情を見つつ、メモを取りながら頭の中で質問を組み立てるのは大変
<「AmiVoice ScribeAssist」を使用した場合>
- 相手の返答を見ながら進められる、質問を組み立てることに労力を使える
- 自動で書き起こしてくれるので楽
- 話者を設定できるので、誰が話した内容なのか理解しやすい
※面接だと、求職者もはっきりと発言するため、認識率もかなり高かったようです。
■担当者の労力が減り、学生はメモを取られているという威圧感がなくなる
通常の面接では、会話をしながらメモをとるといったようにマルチタスクをこなさなければいけないケースも多いですが、本ソフトを使えば面接のみに集中することができます。そのため、相手の雰囲気や言葉を漏れなくとらえることができますし、何より後々議事録を作成する労力が削減されます。
さらに実際に作成された議事録は、タグ・キーワードでテキストの絞り込みができるため、必要なところだけを抜き出して整理したり、面接で気になったところがあれば、音声と文字を連動して振り返りをしたりすることも可能です。
実際に学生役を担当した方に感想を聞いてみると、「メモを取られているという威圧感がなく、リラックスして面接に臨むことができた」という意見があがりました。
自身の言動が逐一チェックされているという意識があると、求職者はどうしても構えてしまいがちですが、これがあれば求職者も肩の力を抜いて面接に臨むことができそうです。
■まとめ
今回はWEB面接において「AmiVoice ScribeAssist」を使用してみましたが、もちろんこちらのソフトは対面の面接、また商談や会見といった場面でも使用可能です。
働き方改革が進む今、議事録を取る作業は時間がかかるため、削減したい業務のひとつ。年間を通じて数多く行われる新卒・中途の採用面接に、ぜひこちらを導入してはいかがでしょうか?
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