テープ起こしで会話が聞き取れない箇所の対処法
テープ起こしを行う際、録音環境が悪く会話が聞き取りにくい場合があります。録音内容が聞き取れない箇所をどのように記述するべきか、悩んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、テープ起こしで会話が聞き取れない箇所の対処法をご紹介します。
自己判断で記述しない
テープ起こしは正確さが重要です。会話が聞き取れなかった場合、自己判断で文字を当てはめたり、記録を消したりしないでください。特に、議事録や記録性が高い文章のテープ起こしの際は注意が必要です。
聞き取れなかった箇所の対処法はさまざまですが、クライアントが指定する場合もあります。クライアントが指定している場合は、指定された方法を守りましょう。
また、テープ起こしを行う前に内容の全体像を把握することをおすすめします。要点を理解してから聞くことにより、会話の内容が聞き取りやすくなります。また、録音内容が講演会などの場合は、事前にインターネットなどを使用し講演内容の情報を集めましょう。
音声ソフトを利用する
録音内容が聞き取れない原因によって、対処方法は異なります。周囲の雑音が大きいために会話が聞き取れない場合は、音声ソフトを使用しましょう。
音声ソフトは、ノイズを除去することができるため、ある程度まで雑音を取り除けます。また、会話のスピードを調節することによって、聞き取りづらい言葉を区切りながら聞くことが可能です。
表記方法を工夫する
どうしても会話が聞き取れなかった場合は、不明箇所の表記方法を工夫しましょう。聞き取れなかった箇所や不確定な箇所はカタカナ表記にし、文字の最後に録音時間を記入します。録音時間を記入することにより、後から該当箇所を確認する際に手間を省くことができます。また、不明箇所には色を付けておくと分かりやすいです。
どのような言葉にも聞こえなかった場合は、丸やアスタリスクなどの記号を使用し、不明箇所を記述してください。文字数が分かる場合は、文字数に合わせてスペースを入力します。前述しましたが、クライアントによって不明箇所の表記方法が異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。また、新聞や雑誌などを使用して、日頃から語彙力をつけるよう心掛けてください。
おわりに
テープ起こしで会話が聞き取れなかった場合は、自己判断で記述するのではなく、音声ソフトを使用したり、表記方法を工夫したりすることが大切です。
「AmiVoice ScribeAssist」は、最先端の音声認識技術を使用して録音内容を自動で文字に変換することができるため、一から全て手動で文字に起こす手間が省けます。聞き返したい箇所をピンポイントで再生も可能です。
テープ起こしの作業スピードを上げるためにも、ぜひ利用してみてください。
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