AIが人間の仕事を奪う?~音声認識メーカーが考えるAIとの上手な付き合い方~
AIは人間の仕事を奪うのか
技術の発展とともに急速に社会に浸透しはじめた「AI」。
上手に活用すれば、業務効率化や生産性向上、コスト削減などさまざまな効果が見込めます。
みなさんはAIにどんなイメージを持っていますか?
「具体的にどんなものか分からないけれどAIは万能の存在なので、私たちの仕事を奪うかも」と不安に感じる人もいるかもしれません。
AIとは何か。私たちはどう付き合っていくべきなのか。
創業から20年以上にわたり、AIを研究し続けている音声認識メーカーの視点でお伝えします。
AIとは
AIは(人工知能: artificial intelligence)の略です。
概ね「人間の脳を模倣する技術」を指します。
この「人間の脳を模倣する」という結果を得るためには、人間が蓄積してきた膨大なデータをAIに学習させる必要があります。
【身近なAIの例】
・転職サイト × AI
→サイト訪問者の適性診断に利用(AIで分析と結果検出、など)
・コールセンター × AI
→自動応答に利用(AIで人の声と発話内容を分析して回答、など)
ここで重要なのはAIが「技術」だという点です。技術である以上、使い手がいなければ役立てることはできません。
つまりAIは万能の存在ではなく、電気やインターネットと同様、私たち人間が運用するツールの1種なのです。
AIは万能ではない
AIの中にも音声認識や画像認識、自然言語処理など、さまざまな種類があります。
いくつかのAIを組み合わせて、ある程度複合的な処理を行うことは可能ですが、いずれの技術も人間の脳と同等のレベルには達していません。
また前述の通り、AIは学習したデータに基づいて処理を行うため、人間のように臨機応変な判断を行うことは不得手です。
例えば音声認識の場合、どんな環境でも常に100%の認識率を出すことはできません。
スマートフォンの音声認識機能(Siriなど)でお試しいただければ分かりやすいかもしれませんが、雑音の多い環境や、複数人の発言が重なった会話などは正確に文字起こしすることが難しいです。このようにAIは総じて不完全性を持つ技術です。
AIの効果を最大化するには、私たち人間が正しい使い方を身に付け、運用を工夫する必要があります。
AIは私たちの心強い「補佐役」
ツールであるAIが、私たちの仕事を奪うことはできません。
ですが、導入することによって私たちの業務を大幅に改善する優秀な「補佐役」になることは可能です。
AIに単純作業を任せることで、人間はより創造的な業務や専門性の高い業務に注力することができるようになります。
例えば、会議の議事録作成業務。
機密情報を扱う会議や、社内用語・専門用語が飛び交う会議の場合、ノンコア業務でありながら担当できる人が限られる仕事です。
会議終了後に録音した音声を聞きながら、時間をかけて議事録作成を行っている方も少なくないでしょう。
議事録作成の補佐役として音声認識を活用した場合、以下のような効果が見込めます。
・会議内容を自動的に全文テキスト化できるため、文字起こしにかかる時間と手間が大幅に削減される
・文字と音声が紐づいて記録されるため、人間がメモするよりも正確かつ詳細な情報を残せる
議事録作成業務が本来業務を圧迫し、残業の増加に繋がっているという人も多いと思います。
単純な文字起こし作業はAIに任せて、より創造性・専門性の高い、ご自身にしかできない業務に注力しませんか?
AI音声認識を活用した議事録作成支援ソリューションを、ぜひお試しください。
いずれも無料トライアルをご案内しております。
まずは実際に体験してみてください。
- スタンドアローン型の議事録作成支援アプリケーション
ScribeAssist
・インターネット接続不要で利用可能!情報漏洩の心配なくお使いいただけます
・2020年リリース以来導入件数350件以上。
- 音声アップロード型のクラウド型サービス
ProVoXT
・音声をアップロードするだけで文字起こし、編集専用ソフトで効率的な議事録作成
・全国の自治体での導入実績あり
- 翻訳も可能!クラウド型リアルタイム議事録作成支援サービス
CyberScribe
・リアルタイムで日英中の翻訳に対応。多言語が飛び交う国際会議に最適。
・アカウント登録すれば、インストール不要ですぐに利用可能
今後も業務負荷軽減に貢献する補佐役となれるよう、最適なご提案と機能改良に努めてまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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